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毎日、完全醗酵(して生きたい日記)

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今、伝えたい事

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 (今回の写真は、文脈とは関係なく登場します。5月7日、脱原発デモを盛り上げるパーカッション隊、代々木公園にて)


 先日、東京電力の記者会見で驚くべきやりとりがありました。
5月6日に、文部科学省と米国DEOによる航空モニタリングの結果が発表されました(それも、全国が管首相の浜岡原発停止要請に注目している夜に)
その図が表していたのは、広範囲に渡って、福島県の土壌汚染がチェルノブイリをはるかに上回っている事実でした → こちら

 当日の東電会見で、NHKの石川解説委員は、「本当に驚くべき数値なので、僕は本当に驚いているんですけれども・・・」と発言し、統合本部に数値が正しいか聞き直す場面がありました。それに対し、安全委の答えは「間違っていないと思います・・・」。居並ぶ東電、保安員、文科省も皆なんとも言えない表情でした(空中を見つめている人も)。
会見の様子 は → こちら

 チェルノブイリ事故の際の「強制避難」区域は、セシウム137の蓄積量が148万ベクレル/㎡ 以上の地域。今回福島県北西30キロ以上に渡る最も高い土壌汚染地域は300万ベクレル〜1470万ベクレル/㎡。

 実は、先月読んでいた京都新聞の記事で、京都大学原子力実験所の今中哲二助教が、3月20日の時点で原発から約40キロに位置する飯館村の土壌汚染は、チェルノブイリでの強制移住対象になったレベルの2倍は超えていると仰っていました → こちら

 私は衝撃を受けました。その記事をTwitterやfacebookなどで回していたのですが、その話しはテレビや他の新聞などで報道されることはありませんでした。

 この発表があった後でも、避難範囲は広げられていません。
専門家によると、福島県に残った人たちは既にかなり被曝しているそうです。1日も早く(特に子供、妊婦さん)を避難させなければいけません。


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(カメラマンのケイコさん(左)とシンガーソングライターのSoRAさん。)


 原発事故による放射能汚染は東北、北関東に限らず、首都圏にも飛散しています。4月27日 (水)衆議院インターネット審議中継・決算行政監視委員会では、村上誠一郎衆議院議員とIAC佐藤参考人の間で、東京の放射能汚染は「管理区域同等レベル」という驚くべきやりとりもありました→ こちら

 京大原子力実験所の小出裕章氏も、3月15日の爆発で飛散した放射能で、東京の人達も知らないうちに高い値で被曝していたと仰っています→ こちら

 先月末にもう一つ、驚いた事実がありました。毎日、ニュースなどで全国の放射線量のモニタリングが発表されています。しかし、ほぼ全国のモニタリングポストは地上から18m〜20mで計測されています→ こちら (A6を参照)

 放射性物質は降下するので、地面に近づけば近づくほど、放射線量は高くなります(特に吹き溜りなどは高いです)。個人で計測されている方の(Twitterでの孫さんの仰っていた数値も)値が、政府発表している数値よりも高いので不思議に思っていたのですが、それでやっと納得が行きました。

 政府が発表している東京での外部線量で大体、毎時0.07マイクロシーベルトですが、個人の測定は大体0.12〜0.2マイクロシーベルト毎時です。発表されている数値よりも2倍以上高いことになります。
 (追記: 近畿大学原子力研究所講師の若林源一郎氏が中心となって開設された、 「放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング」調査 によると、都内で特に放射線量が高いホットスポットが検出されています。同じ都内でも、浄水場のある葛飾区金町では0・359μSv/hと「調査結果」の5倍以上の数値が計測されています。文京区本郷も0・140μSv/hとやはり2倍の高い結果となっています。)

 場所によっては、法律で定められている年間1mSv(0.11μSV/h ※自然被ばくを含めると 0.16μSV/h) を超えている場所があります。[*福島第一原発の事故が起きる以前の東京の放射線量(自然被曝)は0.05μSv/h]

 それも「内部被曝」は考慮されていません。
 通常、外からの被曝は、放射線が身体を通り過ぎるだけですが、放射性物質を含んだ水、食べ物、空気を体内に入れると、たまった放射性物質が至近距離から放射線を発し続ける、細胞、遺伝子を傷つけることになります。「内部被曝」についての小出先生の講演は → こちら


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 (目立つ看板を背中に背負って歩いている女性がいました。二日後、浜岡原発全機の停止が決定。良かったですね。)

 更に、その前の週には、原子力安全委員会の小原規制課長の爆弾発言もありました。鳩山前首相の「どれだけ放出されているか」という質問に「一日あたり、100兆べクレル」とぽろり。会場が騒然としました → こちら

録画URLの 00:53:45 と 01:09:40 あたりから。
その後、小原課長が伝えた正確な数値は「153兆7120億べクレル」(これまでの発表では、一時間あたり1テラベクレル、即ち1兆べクレル。一日では24兆べクレルと発表していました)。
 今も福島原発の状況は予断を許さない状況です。天文学的数字で、聴いている方は頭が麻痺してしまいそうですが、恐ろしいのは、放射性物質の放出は、今も現在進行形ということです。

 もう一つ。国内ではずっと、1・3・4号機は「水素爆発」という報道がされていますが、海外では「3号機は核爆発の可能性がある」という報道がされています(日本のテレビでは放映されていませんが、3号機爆発の映像がすごいです)

 3号機はプルトニウムを含むMOX燃料を使用しているので、高温でプルトニウムやウランが揮発して広く飛散している可能性も高いそうです(米・原発技術者、元ウェスティングハウスの執行役員アーノルド・ガンダーセン氏の見解)→ こちら

「東電の重大な事実の隠蔽、国の退避勧告の遅れ、子供の非人道的な被曝許容量の設定に憤り」ガンダーセン氏談。日本語字幕付き → こちら

 放射線リスク欧州委員会(ECRR)のクリス・バスビー教授も「3号機は、プルトニウムを含むMOX燃料プールでの核爆発」ではないかと3号機爆発映像を分析しています → こちら

 元GEの福島第一原発設計者の菊地洋一さんも、「3号機だけが熱で(建屋上部の鉄骨が)グニャグニャに曲がっているでしょう。アメ状に折れ曲がっている。これは、明らかに水素爆発ではありません。何らかの理由で鉄骨を溶かす800度以上の超高熱にさらされ、鉄骨の骨組みが溶けた。水素爆発では、ここまでの事態にはならない。何かもっと重大な事態が起き、それがいまだに報告されていない」との見解を示されています → こちら

 もしも、3号機の爆発が本当に、燃料プールの爆発であれば、プルトニウム、ウランなどの危険な物質も爆発の高温で揮発し、広範囲に飛散している可能性があります。なので、東北、関東県にいる方には絶対にマスクをして欲しいと思います(埃などに付着した放射性物質を取るのに効果的です。湿ったガーゼを入れたり、二重にすると尚良いです)

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「管さん全部!!!」(全国の原発停止を訴える着物の女性)


 現在、福島県、北関東の出荷制限がかかっていた野菜や牛乳なども、制限が解除されて出回り始めています。(それも基準は、3月17日以降に大幅に引き上げられた基準値です)→ こちら

 先日、グリンピースが、福島市、郡山市、南相馬市の農家の野菜や、福島市内のスーパーの野菜を測定した結果、基準値を上回る放射線量を検出しました。野菜は1キロ当たり16000ベクレルから150000ベクレルという驚くべき値でした → こちら

牛乳の安全性をアピールする方々は → こちら

3月17日以降の日本の水道水の基準値も大幅に緩和されています(緊急時という名のもとに)
現在の大人の基準値はヨウ素(I-131)で、大人は300ベクレル/L、乳幼児は100ベクレル/Lです。

3/17以前の日本の基準値は:

ヨウ素 I-131 10ベクレル(Bq/L) 
セシウムCs-137 10ベクレル(Bq/L )
こちら
(203-204ページ、表9-3参照)

世界基準(ヨウ素 Iー131)と比較するとこのような値です。「唖然」としか言えません。

WHO基準        10ベクレル(Bq/L)

ドイツガス水道協会   0.5ベクレル(Bq/L)

アメリカの法令基準  0.1ベクレル(Bq/L)


 現在の日本では、人命よりも、経済・産業が最優先され、政府・電力会社・マスメディアが一体となって、多くの事実が隠され、放射能被害が過小評価されています。
 チェルノブイリ原発事故の際も、IAEA、WHOが一体となって住民の放射能被害の過小評価に回った歴史があります(人類はチェルノブイリ原発の事故から何も学んでいません)。

 そんな社会・状況下に生きている私たちは、やはり「自分の身は自分で守る」しかないと思います。

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(行く先々でデモを応援してくださっている人たち)


「もはや日本国民に残された選択肢は、自分自身の身は自分で守ること以外に残されていない。」 上杉隆・フリージャーナリスト

ECRR(放射線リスク防護欧州委員会)のクリス・バスビー教授は、「日本政府は、原子力産業を守るために、放射能の健康への影響を過小評価している」; Criminally irresponsible(犯罪的無責任)と言っています → こちら

 原発事故以来、我が家は換気もせず、洗濯物も家干ししています。外食も、原料をちゃんと選んでいるお店以外、ほとんどしていません。
 美しく豊な食文化がある日本で、このような状況になってしまったことがとても悲しいです。でも、今は個人の判断で自分の身を守るしかなく、草の根的に大切な人に伝えて行くしかないのだと思っています。

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 こんな日々を過ごす中、先日家族に誕生日を祝ってもらいました。私の誕生日はなんと、日にちがチェルノブイリ原発事故と同じ日です。
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by kanzenhakkou | 2011-05-11 01:27