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毎日、完全醗酵(して生きたい日記)

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<   2009年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧

リッロさんのトラットリア

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 この間書いた、 リッロさん
のトラットリアです。シチリアの家族が作る、とても素朴で美味しい家庭料理のお店です。手作りの前菜がたくさん並んでいます。

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 今日のお勧めの前菜いろいろ。オリーブ、キノコのマリネ、素揚げしたナスにチーズとトマトソースを乗せて焼いたもの。どれもシンプルでホッとする味です!他にも、美味しいイワシの酢漬けや、チーズなど、美味しい前菜がたくさんあるのですが、いつもおじさんが本日のお勧めを持って来てくださります(リッロさんの気分?)。
 イタリアの家庭料理の味つけはほとんど、塩、オリーブオイル、(もしくはトマト)と、とてもシンプルです!だから日本人にも合うのかもしれません。
 
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 大好きな、茹でタコとジャガイモの前菜。

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 子供の頃から好きだった、ここの特性ミートボール。とてもなつかしい、ホッとする味です。

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 いつも食べている、トマトとバジルのスパゲッティーを食べようと思ったのですが、今日はここのお勧めのパスタを食べました。「パスタ・アッラ・ノルマ」、ナスとトマトのシンブルなパスタ。すごく美味しいです!

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 シチリア名物の「カレッティエラ」のスパゲッティー。ペコリーノチーズと青唐辛子の辛いパスタ。他にもいろいろ入っています(秘伝?)。家々によってもレシピは違うそうです。

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 フレッシュトマトのペンネ。普段は、チーズはお好みです。(写真ではどれもかかってしまっています笑)。
 メインもすごくおいしいのですが、この日は胸もお腹も一杯で食べられませんでした。でも、ここのとても美味しいミックス野菜のサラダ(Insalata Mista)は頂きました!(ごめんなさい。写真を撮り忘れていました)トマト、レタス、ニンジン、ミニラディッシュ、フェンネル、茹でジャガイモなどです。味付けは、塩、オリーブオイル、ワインビネガー、ハーブ少々のみです!
 
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 ドーン。今日は、久々だったせいか、すごいおもてなしのデザートでした。シチリアのお菓子とフルーツ。食べなさい!と肩を叩かれて・・・ありがたく頂きました!

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 厨房を仕切っているリッロさんの妹のフランカさん。いつも愛情いっぱいで、すごく優しい方です。今日もきれいです!
 リッロさんの家系のLo Re家は、シチリアのカステルテルミニという地域で、代々炭鉱で働いてたファミリーだそうです。

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 リッロさんの息子と娘さん(三人兄弟)。右からマウリッツィオ、ジョヴァンナ、アンドレアです。私は生まれた時からここに来ていて、小さい時にお店でよく遊んでくれました。思い出の場所です。
今日もごちそうさまでした!

Franca & Lillo 
Via Imbriani, 30
20158 Milano
02-3931-0316 (日曜定休)
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by kanzenhakkou | 2009-09-24 23:34 | 旅先で食べる

フィレンツェで食材探し

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 フィレンツェ到着!大聖堂(ドゥオーモ)です。この日の目的はフィエレンツェの中央市場を見る事と、この土地の郷土料理のトマト粥を食べることでした。

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 フィレンツェの市場は、外の道沿いに服や雑貨が屋台やテントで売られていて、食品の売られている中央市場(Mercato Centrale)は、鉄筋の大きな建物の中にあります。建物の中は、食べ物のお店で埋め尽くされていて迫力です。これは、八百屋さん。ズッキーニ、フェンネル(Finocchi)などの野菜が山積みされています。八百屋さんだけで何十軒あるのでしょうか?
 
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 お肉家さん、魚屋さん、チーズ屋さんなどいろいろなお店が賑わっています。おばあさんが一人でやっているお店では、数種類のアンチョビが大きいバケツや缶に豪快に詰め込まれていました。
 写真のお店は、その中でもきれいな、こだわりの食材屋さんの「CONTI」。家族三人で営業しています。果物の他に、乾物、お酢、ワイン、その他こだわりの調味料がたくさんあって楽しいです。

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 いろいろなペースト。農家さんのところで直接加工されたものを、CONTIブランドとして売っています。中でも美味しかったのは、ドライトマトとトリュフのペースト。ここは、パンやチーズに塗っていろいろな物を試食させて頂けます。CONTIさんの選ぶ食品は、保存料や添加物などが入っていません。
 
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 シチリアのチェリートマト(パキーノ)を天日で干したドライトマト。美味しい旨味が凝縮されています!少し生っぽく、そのまま食べてもおいしいです。

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 たくさん歩いて程よくお腹が空いたころ。やっとレストランにたどり着きました。生ハムが大胆に吊るされています。これも立派な醗酵肉!保存も効いて、乳酸菌や酵母菌によって、生肉にはなかった旨味成分がたくさん作り出されています。

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 トスカーナ地方の郷土料理、パッパ・アル・ポモドーロ(Pappa al pomodoro):トマト粥。この地域特有の無塩パンをトマト、塩、タマネギなどで煮込んだ、とてもシンプルな料理です。昔から、あまりに好きでいろいろなお店で食べ比べてしまいました。お店によって味が全く違って、お好みの味を探すのも楽しいです。昔の人は、パンが古くなって固くなると、こういう風に柔らかくお粥状にして食べていたそうです。他にも、「リボッリータ」という、黒キャベツを主体に他のいろいろな野菜と煮込んだお粥もあります。ごちそうさまでした!

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 帰りの電車の旅。伊藤さん、大隈さん、楽しい旅にご一緒させて頂いて本当にありがとうございました!
 
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by kanzenhakkou | 2009-09-22 21:12 | 旅先で食べる

旅の続き(モデナ〜ボローニャ)

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 時は少し遡って、ブドウ果汁(モスト)を煮詰めている間、ジューディチ教授のお兄さんが働いているパルミジャーノ・レッジャーノチーズの工場の見学に連れて行って頂きました。これは原料の、前日に乳脂肪を抜いた牛乳と、当日の朝搾って運ばれて来た牛乳を加熱する銅鍋です。大きい〜。

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 皆さん、撮影タイム。工場は乳製品の醗酵の匂いが漂っています。

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 絶景!チーズが延々と並んでいます。パルミジャーノチーズは、最低1年、通常2年熟成させるハードタイプのチーズです。すごい旨味があります!

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 表面を叩いて、中に空洞がないか調べるトンカチ。

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 どこか見覚えのあるメガネ・・・

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 ジューディチ教授のお兄さん!すごい筋肉です。やっぱりあの重いチーズを毎日運んでいるからでしょうか。でもとても温厚で優しそうな人でした。それに比べて、いたずらっ子のような笑顔のジューディチ教授。

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 伊藤さんとジューディチ教授。お別れの時間です!

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 夜ご飯を食べに行った、シチリア料理のレストランにて。イワシの酢漬け。

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 とても美味しかったシチリア本場のカポナータ!ジャガイモも入っていました。
わがままを言って、ここでは出していないシチリアのパスタ「パスタ・アッラ・ノルマ」(トマトソース、ナス、削りペコリーノチーズ)も作って頂きました。でも写真はありません・・・みんなで交渉して作って頂いたので、すぐ食べる方に走ってしまいました(笑)。
 
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 次の日は、電車でボローニャに向かいました(フルスケジュール)。

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 お惣菜屋さんで並んでいたアランチーニ(中がトマトソースベースのライスコロッケ)。名前は小さいオレンジという意味。子供の頃から大好きでした。

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 とても素敵なレストラン。「DIANA」です。ボローニャ名物を食べに!
 
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 美味しいパン。イタリアのレストランは、最初に必ずパンが出てきます。日本のイタリアンもそうだったら良いのになあ。
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 シンプル。焼きポルチーニ。
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 ランブルスコのスパークリングワイン。
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 ボローニャといえば、ミートソースの「ボロネーゼ」!すごく美味しかったです!ここでは、三人のおばあちゃんが毎朝生パスタを仕込んでいるそうです。そしてさらに素敵なところは、パスタは手で打ったような底の深いフライパンに入ったまま出てきて、その場でお皿に盛られます。ここのラザーニャも、今まで食べたなかで一番美味しいラザーニャでした。他で食べるみたいに、チーズ三昧ではなく、お腹にも重く来ません。生パスタも食感が絶妙です!こんなにお肉をたくさん食べたのは久しぶりです。さすがは「お肉の美味しい町」でした!
 
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 次の日はトマト畑の見学。すごい機械。地面を這っているいるトマトを取り込んで、後ろから茎や葉を飛ばしています。
 
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 トラクターから顔を出す、笑顔の伊藤さん!楽しそう。

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 帰りの電車の旅。この間もハプニングが一杯!電車の来るホームもギリギリまでわかりません。無事乗車したら、強い日差しが窓から差す中、イタリアの電車も進化して、プッシュ式のシャッターができていたのですが、スイッチが故障。冷房も故障していて、ずっとサウナ状態の旅。暑いなか、ぐったり眠って、ミラノに到着したら、車両の(電動式ドア)が開かず、次の車両まで走って、ギリギリ降車できました。イタリアの電車は気が抜けません!伊藤さんも笑っていました。
次の日はフィレンツェに向かいました。
つづく
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by kanzenhakkou | 2009-09-22 01:56 | 旅先で食べる

バルサミコ酢醸造 その2

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 前回からの続き。
 ブドウの搾り汁(モスト)を加熱するための鍋に移します。バルサミコ酢とワインビネガーの違うところは、同じようにブドウを原料にしていても、バルサミコ酢の方は果汁を一度加熱して煮詰めているところが特徴です。

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BRIX計で果汁の糖度を計ります。

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 煮詰め作業。家々で異なりますが、果汁は大体3分の2くらいまでに濃縮されるそうです。

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 しばらく加熱していると、タンパク質などの物質が凝固して、プリンのような塊が表面に浮いてきます。アクは取り除いてバケツに入れて行きます。このアクも、先ほど残った搾り粕と混ぜて、再び発酵させます。捨てるところなどないぞ!と教授は叫んでいました。
 ここのやり方では、一度沸騰させてから90度くらいまで下げて、12時間〜14時間程煮詰めるそうです。その日のうちに移動しなければならなかったので、全行程が見られなくて残念です・・・

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 ここは、バルサミコ特有の熟成樽が並ぶ熟成室。主に、屋根裏部屋などの暖かい場所に置かれます。最初の樽に移された煮詰めた果汁(モスト・コット)で、酵母菌によるアルコール発酵と、そのアルコールが酢酸に変わる酢酸発酵(酢酸菌によって)がほぼ同時に起こります。鹿児島の黒酢を思い出します。発酵のスターターとして、よく酢酸菌の菌膜が入れられます:madre「お酢の母」(酒母みたい・・・)。
教授のところでは、果汁はまずタンクに移されて、アルコール発酵と酢酸発酵を分けていました。
(多分。笑)
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 見学に連れて来てくださった伊藤さん(雑誌 「住む」
の発行人)、と全ての案内をしてくださったイタリアの食のエキスパートの大隈さん。伊藤さんが編集をされて、大隈さんとレオナルド・ジャコバッツィさんが共同著書のバルサミコ酢についての本 「バルサミコ酢のすべて」
、すごく勉強になります!

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 熟成樽の中。若いものから、何十年ものまでいろいろ試食させて頂きました。モデナの伝統的なバルサミコ酢(Aceto Balsamico Tradizionale di Modenaと名乗れるもの)は少なくとも5つの樽に移し替えながら、12年以上熟成させなければなりません。毎年春に、次の樽に移し加えられます。
 伝統的な製法で作られる、Tradizionaleとつくもの(DOPの指定を受けているもの)は高価なので、多くの人が家庭で料理に使っているものは、同じ工程で作られていても熟成期間が短かったり、もっと安価なものはモスト・コット(煮詰めた果汁)の分量が少なく、ワインビネガーを主体にカラメル、香料などが添加されているものが多く出回っています。そういったものの表記は単に「aceto balsamico」や「condimento balsamico」(バルサミコ調味料)になります。
 どこの国も流行のものには、ネーミングの上でグレーゾーンあり?
 
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 お昼ご飯は、ジューディチ教授のお兄さんの農場で野外ランチを御馳走になりました。料理もパンもホームメイドです。気さくな教授、いそいそと食事をサーブ中。
 
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 ワインも自家製。赤(ランブルスコ)と白がありました!白ワインはとてもどぶろく風です(笑)。楽しいなあ〜。日本も家庭での醸造が許されていたら良いのに〜。(先進国の中で唯一違法?)
 本当に貴重な経験をさせて頂きました。ジューディチ家の皆さん、ありがとうございました!
旅はつづく。
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by kanzenhakkou | 2009-09-18 08:44 | 旅先で食べる

モデナの旅とバルサミコ酢醸造

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 この間は、モデナ大学で食品微生物学を教えているパオロ・ジューディチ教授に、バルサミコ酢の製造工程を見せて頂きました。まずはブドウの収穫から。
ここは、ジューディチ教授のお兄さんが持っていらっしゃる農場で、研究を兼ねて自家用のバルサミコ酢も作っています。

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 手摘みで収穫をするジューディチ教授。
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 しょぼしょぼのかわいいワンちゃんが、畑を横切って行きます。
 
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きれいなブドウ。品種はトレビアーノ種です。
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 二つの機械。右の機械は、150年前のものだそうです。古い木の桶もとてもきれいです。
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 左の機械で、まず除梗をしつつ、果皮が破れる程度に軽くブドウをつぶします。
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 横から果梗(茎の部分)が除かれて、下から出て来る果汁と皮を右の圧搾機に移します。
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 左はジューディチ教授のお兄さん。ワイン作りもパン作りも何でもやってしまいます。かっこいい人です。右は、スペインで醸造学を学んでいる研修生の方です。
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 詰め込まれるブドウたち。
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 圧搾機が一杯になったら、上から何重にも木片を重ねて、キコキコレバーを回しながら搾って行きます。
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 回すコツがあるそうで、一緒にやりながら指導中。
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 これは搾り終わった後の残り。「ケーキ」(cake)と呼ばれています。まだ果汁が残っているので、これは後でまとめて発酵させて、自家用のお酢にするそうです。何も無駄にはしません!
次回へつづく
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by kanzenhakkou | 2009-09-17 20:58 | 旅先で食べる

イタリアに来ました!

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 昔から大好きなトラットリアのオーナーのLilloさん。シチリアの家族がやっていて、とっても美味しい家庭料理が食べられます。今では、ミラノでも正真正銘のお母さんの味のレストランはすごく少なくなってきたので、ますます人気が高まっています。家から徒歩2分。
 僕が小さい頃は、肉体労働者の逞しいお客さんが多かったのですが、今ではその中にはクールなビジネスマンたちも食べに来ています。でも、時代は変わっても、味は昔のままです(私が知っているだけでも約20年。すごい。)

 オーナーのリッロさん。まるで俳優のような顔と存在感です(言うまでもありませんが、マフィアではありません)。お料理は、後日紹介します!
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by kanzenhakkou | 2009-09-11 19:48 | 旅先で食べる

父と家ご飯

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 父が作ってくれたラタトゥーユ風夏野菜の煮物。野菜がたくさん残っていたので、それを一気に使ってしまいました(男の豪快料理)。しかもなんと、ささがきのゴボウと畑で採ってきたネギも入っています!それが、意外な組み合わせですがすごく美味しかったです!ゴボウ、ネギ、タマネギの甘みも効いて、コクも出ました。
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 おつまみは厚揚げの焼いたもの。しょうがと弓削田醤油をたらして。後は、オーブントースターでシンプルに焼いたシイタケと、蒸し野菜の小松菜とサツマイモ。野菜尽くしの晩酌でした!久々に父と二人の生活でした。
お父さん、ごちそうさまでした!!
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by kanzenhakkou | 2009-09-11 02:36

ミニ醗酵リンク「田んぼから始まる酒造り」

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 先週の土曜日は、醗酵リンクにスタッフとして参加させて頂きました。今回の内容は、お米造りから手がけていらっしゃる、日本酒の蔵元さん3蔵のお話です。いらした蔵元さんは、静岡の青島酒造、神奈川県海老名にある泉橋酒造、そして大阪の能勢の秋鹿酒造さんでした。
 嵐の前の静けさ。醗酵リンク事務局の伊藤宏子さんの甥子さん、あつきさんがお手伝いでいらしていて、黙々と受付の準備をしています。

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 これからケータリングで、下北沢のガイア食堂の美味しい醗酵調味料を使ったお料理がどんどん搬入されます。

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 今回の会場は、神楽坂にあるとても素敵な足湯のお店。

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 会場の出来上がり。居心地の良い空間です。

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 醗酵リンク主催者の藤田千恵子さん!そしてご挨拶にDANCYU PLUS編集長の里見美香さん。お二人共、日本人とは思えない程お酒がお強いです。

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 本日、お話をしてくださる蔵元さん3人。左から青島孝さん、泉橋酒造の橋場友一さん、秋鹿の奥裕明常務。皆さんはいずれも、冬は酒造り、春から夏はお米造りという、とてもかっこいい生活をされています。一人づつ30分程度、お米作り中心のお話をして頂いて、その後、その日に持って来たお酒の説明がありました。

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 お酒「喜久酔」で知られる、静岡県の青島酒造の青島孝さん。蔵の専務であり、杜氏さんでもあります。玄米と野菜が中心の食生活をされているそうです。お話をさせて頂いて、そんな感じが伝わってきました(どんな感じ?)。
 純米吟醸の「松下米50」などに使われているお米は、近くの農家さんの松下明弘さんが田んぼを耕さない不耕起、かつ無農薬有機栽培で造っているお米です。化学農薬のかわりにセリ、ヨモギ、ドクダミなどの野草の抽出液も使うそうです。酒造りの時期が終わってからは、青島さんと蔵人の方たちは毎日田んぼに出て農作業に当たります。耕していないため、株の一本一本が太く、根が普通の稲より強く張っているそうです。

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 お酒「いづみ橋」を造っている泉橋さん。お話がとても面白いです。相模川周辺の肥沃な土地(海老名耕地)で、自社田と契約農家さんで雄町、亀の尾など、多種にわたる酒米を栽培しています。ロゴマークは赤トンボで、お酒によってはとてもかわいい「ヤゴ」マークもあります。

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 秋鹿酒造の奥裕明常務。何年も前から、お米の栽培からお酒の造りまで一貫している「一貫造り」の蔵として知られています。契約栽培のお米も使っていますが、自営田でとても広い面積でお米を栽培しています。自営田では、「循環農法」:お米以外の物は入れないということで、肥料は米ヌカと稲ワラを返すだけだそうです。後、近年はお酒を搾った酒粕を蒸留した「粕取り焼酎」の絞り粕をさらに米ヌカと積み上げて醗酵させてから、田んぼに返す試みを行っています。昔の農家さんの多くは、そういう方法をとっていたと聞いたことがあります。
  
 江戸時代は、全てが有効利用されて循環していて、無駄(ゴミ)がほとんど出なかったそうです。酒粕は貴重な食材であるだけでなく、焼酎や最終的には肥料にもなる大切な資源なのですね。現代社会はほとんどの循環が途絶えていて、地球にとても負担をかけていると思います。昔の真似だけをすればいいとは思いませんが、江戸時代のような「循環型社会」をこの時代に合った形で実現できたらいいのに、と思います。

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 お客さんは、皆真剣にメモをとったり録音したりしています。酒販店の方や、お酒のライターさんなど、日本酒業界のすごい方たちが集まっていました。すごい。
 
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 カフェエイトのレイコさん、アキコさん、そして稲垣知子さんもいらしています!

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 山本洋子さん(いつもチャーミングです!)、そして日本酒の会も開催している広島のリゾートホテル「ベラビスタ」の支配人のケニーさん。とても優しく紳士な方でした。いつか大人(?)になったら伺ってみたいです!

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 秋鹿の奥常務、稲垣さん、山本洋子さんのご主人の牟礼さん。皆さんは、いろいろなお酒を試飲しながら、それぞれ深く話し込んでいます。すごい勉強会です!
 一通りお酒を飲んだら、足湯に入りました。のぼせてしまうのではないかと思っていたのですが、驚くことに酔いが冷めてすっきりしてしまいました。(膝下までで心臓がつからないからでしょうか?)。とても気持ちが良かったです!(藤田さんは、足湯に汗をかくまでゆっくり入って、風邪を治すそうです)

 皆さん、本当に幸せそうにお酒を飲んでいて、とても暖かく素敵な会でした!そしてとても勉強になりました。ありがとうございました!

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青島酒造の「喜久酔 純米吟醸 松下米50」。普段、自分が飲んでいるお酒と少しタイプが違いうのですが、とても美味しかったです。透明感があって、優しい旨味を感じるとてもきれいなお酒です。日本酒をあまり飲んだことがない方でも好きになると思います!

 
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by kanzenhakkou | 2009-09-08 23:53 | 純米酒

嬉しい出会い

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 先週の水曜日は、アメリカのサンフランシスコ在住でカメラマンのモリヤマケイコさんが、私のブログを見てくださり、日本に来日した際にPLAIN PEOPLEのお店に訪ねたいと言うことで、ご一緒させて頂きました。すごく嬉しいです!ケイコさんは、サンフランシスコにある日本酒専門店の「TRUE SAKE」(本物の酒!)でも働いているそうです。有名で大きな蔵だけでなく、小さいけれどちゃんとした美味しいお酒を造っている蔵のお酒も積極的に仕入れ、販売しているそうです。すごいです。

 「醗酵」が大好きというケイコさんの夢は、世界中の醗酵に携わる人や興味がある人をつなげることだそうです。後は、日本酒の楽しさ、美味しさを広めること。アメリカは今日本酒ブームが来ているそうです。面白いのは、アメリカ人の日本酒マニアがツアーを組んで、日本で酒蔵巡りをしている程です。日本で日本酒を飲む方が減っているのに、海外では着々と増えています。日本の文化や素晴らしさは、外国の人の方が理解していることがありますね。それを見て、日本の方も「ああ、やっぱり日本の(醸造)文化はすごいんだあ・・・)と再認識できたらいいな、と思います。

 モリヤマさんは、PLAIN PEOPLEのお店の「醗酵コーナー」にもとても興味を持ってくださり、いろいろとお買い物をして行かれました。
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 洋服のお店なのに醗酵食品コーナー。ちゃんと作られていて、とても美味しい醗酵調味料が並んでいます。美味しいお醤油、お酢、酒蔵の作る「麹ドレッシング」など。

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 モリヤマさんが買って行かれたものの一つ。「よっちゃんなんばん」です。宮城県の農家さんのご夫婦が作っている、万能調味料。なんと、原料は、お醤油、米麹、唐辛子だけ。蒸し野菜など、何に付けても美味しく、お料理にも使えるので大人気です。ハマってしまう人が多いです。

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 もう一つ、最近お店に入った福千歳の「大吟醸酒粕せっけん」
 
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 田嶋君のご実家の酒蔵「福千歳」が作っている、蔵でできた酒粕を使った石鹸です。防腐剤、化学香料などは使っていない無添加です。日本酒には自然の保湿成分が含まれており、シミを防ぐ物質もあるそうです。日本酒をお風呂に入れたり、顔の酒粕パックをする方もいます。
 せっけんは、穏やかで優しい香りがあり、泡立てるととてもきめ細やかな泡がたちます。手を洗った後は、肌がしっとりとした気がします。洗顔にもとても良いようです。酒粕は、栄養豊富な食品であるだけでなく、美容などいろいろな使い道があります!

 後は、弓削田の有機醤油、ミネラルが多く自然の甘みがある「小笠原の塩」、藤田千恵子さんの本「極上の調味料を求めて」、と盛りだくさんなお買い物でした。

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 これは、モリヤマさんが持って来てくださったお酒「大七」の生もと純米です。モリヤマさんの大好きなお酒だそうです。美味しかったです!本当にありがとうございました!
アメリカでの醗酵のお話、また是非教えてください。

モリヤマケイコさんのホームページ
http://www.keikophotographyweb.com/
TRUE SAKEのホームページ
www.truesake.com
(ごめんなさい。家のパソコンからだとちゃんとリンクができません!)
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by kanzenhakkou | 2009-09-06 11:50

八ヶ岳の美味しいお蕎麦屋さん

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 「のらくら農場」で朝の収穫作業をお手伝いさせて頂いてから、清水さんと山奥の温泉に行きました。秘湯の「稲子湯」です。山のくねくねした坂道を行くと、素朴な木造の温泉宿がありました。ここは登山を終えた方たちがよく入りに訪れるそうです。山登りで汗をかいた後の温泉は最高だろうなあ・・・。お風呂に行くと男湯と女湯は高く積み上げられた岩で分けられていて、とてもひなびた心地の良い空間です。硫黄の匂いが漂っていて、お湯に入ると身体の芯から暖まります。気持ち〜!
 お風呂から出たら清水さんにアイスをごちそうして頂き、身体がポカポカの状態でカブリつきました。さぁ、デザートの後は食事です!(順番逆ですか?)

 その後は、しばらく車に乗って、清水さんお勧めのおそば屋さん「蕎麦 いち」に連れて行って頂きました。田んぼの沿いの道を行くと、突然小さな「ICHI」と書いてある看板があり、矢印の描いてある看板をいくつか辿っていくと素敵な古い建物が見えてきます。写真はお店の横にある、面白い物置小屋のような建物です。なんだか「千と千尋の神隠し」に出てきそう。

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 これがお店の正面写真。壁はワラの練り込まれた土壁です!建物はもともと明治時代の病院だったそうです。昔の病院は情緒があったのだなあ・・・、と思いました。
私は地下足袋を履いて野良着のまま。汚い格好で行ってごめんなさい。
 
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 夏のメニューは、「あげなすおろし蕎麦」と「あげ野菜のとろろそば」のみ。
私はあげなすおろし蕎麦を頂きました。ナスだけではなく、野菜が盛りだくさん!大根は粗くおろした鬼おろし、食感がたまりません。清水さんは、あげ野菜のとろろ蕎麦。二人で4人分を食べてしまいました。今思うとすごい・・・。美味しかったあ〜!
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 食べた後は、外の風景を見ながらしばらく雑誌を読んでくつろぐ(清水さんのトレードマークのハンチング帽)。心地良い風がそよそよと入ってきます。幸せです。お店の中もとても素敵です!(すみません。写真を撮り忘れていました)いつまでも居たくなるホッとする空間です。

近くに寄った際は是非行ってみてください!
「蕎麦 いち (ICHI)」
山梨県北杜市高根町箕輪1830
0551-47-4173
営業時間 11:30〜15:00 (お蕎麦が無くなり次第終わり)
定休日 月曜日 (祭日の場合は火曜日休み)

 
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by kanzenhakkou | 2009-09-03 00:01 | 好きなお店