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毎日、完全醗酵(して生きたい日記)

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ミニ醗酵リンク「田んぼから始まる酒造り」

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 先週の土曜日は、醗酵リンクにスタッフとして参加させて頂きました。今回の内容は、お米造りから手がけていらっしゃる、日本酒の蔵元さん3蔵のお話です。いらした蔵元さんは、静岡の青島酒造、神奈川県海老名にある泉橋酒造、そして大阪の能勢の秋鹿酒造さんでした。
 嵐の前の静けさ。醗酵リンク事務局の伊藤宏子さんの甥子さん、あつきさんがお手伝いでいらしていて、黙々と受付の準備をしています。

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 これからケータリングで、下北沢のガイア食堂の美味しい醗酵調味料を使ったお料理がどんどん搬入されます。

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 今回の会場は、神楽坂にあるとても素敵な足湯のお店。

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 会場の出来上がり。居心地の良い空間です。

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 醗酵リンク主催者の藤田千恵子さん!そしてご挨拶にDANCYU PLUS編集長の里見美香さん。お二人共、日本人とは思えない程お酒がお強いです。

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 本日、お話をしてくださる蔵元さん3人。左から青島孝さん、泉橋酒造の橋場友一さん、秋鹿の奥裕明常務。皆さんはいずれも、冬は酒造り、春から夏はお米造りという、とてもかっこいい生活をされています。一人づつ30分程度、お米作り中心のお話をして頂いて、その後、その日に持って来たお酒の説明がありました。

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 お酒「喜久酔」で知られる、静岡県の青島酒造の青島孝さん。蔵の専務であり、杜氏さんでもあります。玄米と野菜が中心の食生活をされているそうです。お話をさせて頂いて、そんな感じが伝わってきました(どんな感じ?)。
 純米吟醸の「松下米50」などに使われているお米は、近くの農家さんの松下明弘さんが田んぼを耕さない不耕起、かつ無農薬有機栽培で造っているお米です。化学農薬のかわりにセリ、ヨモギ、ドクダミなどの野草の抽出液も使うそうです。酒造りの時期が終わってからは、青島さんと蔵人の方たちは毎日田んぼに出て農作業に当たります。耕していないため、株の一本一本が太く、根が普通の稲より強く張っているそうです。

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 お酒「いづみ橋」を造っている泉橋さん。お話がとても面白いです。相模川周辺の肥沃な土地(海老名耕地)で、自社田と契約農家さんで雄町、亀の尾など、多種にわたる酒米を栽培しています。ロゴマークは赤トンボで、お酒によってはとてもかわいい「ヤゴ」マークもあります。

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 秋鹿酒造の奥裕明常務。何年も前から、お米の栽培からお酒の造りまで一貫している「一貫造り」の蔵として知られています。契約栽培のお米も使っていますが、自営田でとても広い面積でお米を栽培しています。自営田では、「循環農法」:お米以外の物は入れないということで、肥料は米ヌカと稲ワラを返すだけだそうです。後、近年はお酒を搾った酒粕を蒸留した「粕取り焼酎」の絞り粕をさらに米ヌカと積み上げて醗酵させてから、田んぼに返す試みを行っています。昔の農家さんの多くは、そういう方法をとっていたと聞いたことがあります。
  
 江戸時代は、全てが有効利用されて循環していて、無駄(ゴミ)がほとんど出なかったそうです。酒粕は貴重な食材であるだけでなく、焼酎や最終的には肥料にもなる大切な資源なのですね。現代社会はほとんどの循環が途絶えていて、地球にとても負担をかけていると思います。昔の真似だけをすればいいとは思いませんが、江戸時代のような「循環型社会」をこの時代に合った形で実現できたらいいのに、と思います。

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 お客さんは、皆真剣にメモをとったり録音したりしています。酒販店の方や、お酒のライターさんなど、日本酒業界のすごい方たちが集まっていました。すごい。
 
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 カフェエイトのレイコさん、アキコさん、そして稲垣知子さんもいらしています!

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 山本洋子さん(いつもチャーミングです!)、そして日本酒の会も開催している広島のリゾートホテル「ベラビスタ」の支配人のケニーさん。とても優しく紳士な方でした。いつか大人(?)になったら伺ってみたいです!

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 秋鹿の奥常務、稲垣さん、山本洋子さんのご主人の牟礼さん。皆さんは、いろいろなお酒を試飲しながら、それぞれ深く話し込んでいます。すごい勉強会です!
 一通りお酒を飲んだら、足湯に入りました。のぼせてしまうのではないかと思っていたのですが、驚くことに酔いが冷めてすっきりしてしまいました。(膝下までで心臓がつからないからでしょうか?)。とても気持ちが良かったです!(藤田さんは、足湯に汗をかくまでゆっくり入って、風邪を治すそうです)

 皆さん、本当に幸せそうにお酒を飲んでいて、とても暖かく素敵な会でした!そしてとても勉強になりました。ありがとうございました!

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青島酒造の「喜久酔 純米吟醸 松下米50」。普段、自分が飲んでいるお酒と少しタイプが違いうのですが、とても美味しかったです。透明感があって、優しい旨味を感じるとてもきれいなお酒です。日本酒をあまり飲んだことがない方でも好きになると思います!

 
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by kanzenhakkou | 2009-09-08 23:53 | 純米酒
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