統制陶器の茶碗(岐80)
「統制陶器」とは、昭和16年の太平洋戦争勃発直前から昭和20年頃の終戦直後までに、国が生産を統制した陶磁器のことです。食器類は、生産品目や生産量、生産地などが制限され、物資不足のために回収された鉄・銅製品に代わる陶磁器製の「代用品」も多く作られました。高台内には「統制番号」の印があります。
「岐」とは、岐阜県東濃地区で製造されたことを示す記号です。
統制陶器の「鏡餅」(瀬745)
鏡餅も「贅沢品」だった戦時中、陶器で代用品が作られました。
「瀬」とは、愛知県瀬戸市で製造されたことを示す記号です。