ブログトップ

毎日、完全醗酵(して生きたい日記)

kanzenhakk.exblog.jp

汚染を「拡散」しないで!の巻

a0131618_15412966.jpg

 写真は、東北関東大震災から三ヶ月目の6月11日に世界中で開催された「脱原発デモ」(僕が参加したのは新宿)の時の物です。新宿だけでも参加者が2万人を超えていました。

 先週、とてもショッキングなニュースがありました。

 江東区にある汚泥処理施設「東部スラッジプラント」近くのグラウンドで、23万ベクレル/㎡という高濃度のセシウムが検出されました。

 これは、江東区内の保護者でつくる「NO!放射能『江東こども守る会』」が、神戸大学の山内知也教授(放射線計測学)に依頼をして行った独自の調査から明らかになりました。6月7日に行われた、都庁での記者会見は→こちら

 土壌調査はフランス政府にも認証されている放射能調査機関のアクロ(ACRO)にも依頼され、同じような結果が出ています。

 グラウンドで検出されたセシウム:230,000Bq/㎡は = 23Bq/㎠

 日本でいう「放射線管理区域」(4Bq/㎠を超える恐れのある場所)の基準の6倍の値です。

 「放射線管理区域」とは、「必要のある者以外の者を管理区域に立ち入らせてはならない」場所です。労働基準法でも、18才未満の者は放射線管理区域で労働することを禁じられています。

 このセシウム汚染の値は(Cs-134 + Cs-137の合計)です。
セシウム137のみの値は約11万6千ベクレル/㎡です。(山内知也教授による土壌調査の結果は→ こちら

 チェルノブイリ事故の際に旧ソ連が正式にに決めた「汚染地域」の基準の3万7千ベクレル/㎡をはるかに超えています。

a0131618_15412613.jpg

(脱原発デモには、いつも外国からの方も多く参加されています。特にドイツの方が多いです。日本のために・・・涙)

 山内教授:「下水を通じて集められた放射能が、汚泥 の処理工程を通じて再度大気環境中に放出される結果になっていることが指摘できる」。すなわち「ホットスポットが、今現在も「再生産」され続けていると見られる」

 京都大学原子力実験所の小出裕章氏は、「汚泥処理施設で焼却して処理しているのであれば、煙にのって放射性物質が大気中に出てきて、それが周辺に汚染を広げている」可能性があると仰っています。

 このことを考えると、4月に近畿大学の山崎秀夫氏の調査で、江東区亀戸で特に高い土壌汚染が検出されたことの説明がつきます。

 もしも、高濃度に濃縮された焼却灰が施設外に飛び散ったり、焼却工程で放射性物質が大気中に「再拡散」されているとすれば、とても恐ろしいことです。

a0131618_15414478.jpg

(デモ行進中に「プルト君」T-シャツを着た方を発見!!欲しい〜。ばっちりキマっているカップルさんをカシャリ。因に、93年に「日本原子力研究開発機構」が制作した、プルトニウムの「安全性」をPRしたアニメ:「プルトニウム物語 頼れる仲間プルト君」は→ こちら

 東京都内には、10カ所以上の汚泥焼却を行っている施設があります:

 東部スラッジセンター(江東区新砂)・葛西水再生センター(江戸川区臨海町)・みやぎ水再生センター(足立区宮城)・新河岸水再生センター(板橋区新河岸)・南部スラッジプラント(大田区城南町)・北多摩一号水再生センター(府中市小柳町)・南多摩水再生センター(稲城市大丸)・北多摩二号水再生センター(国立市泉)・浅川水再生センター(日野市石田)・多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢)・八王子水再生センター(八王子小宮町)・青瀬水再生センター(青瀬下宿)

 
 山本洋子さんのご主人の牟礼さんに教えて頂いた情報:

 特に、葛西・新河岸・みやぎ・北多摩1号と2号・南部スラッジの周辺が要注意。
 
 東京都水道局ホームページの「下水処理における放射能等測定結果」を見ると、汚泥焼却灰のセシウム濃度が特に高いです。

 都や区は早急に、汚泥処理施設周辺・更には都内の広い範囲の土壌調査(そして情報公開を)を行うべきです。

a0131618_2322232.jpg

 (ばっちりキマったカップルさんの背中には、このようなメッセージ入り団扇が。確かに。)

 大田区の下水処理施設「南部スラッジプラント」の施設内では、毎時2.7マイクロシーベルト、最高で3.08マイクロシーベルトという高い放射線量が測定されています。これは、計画的避難区域に指定されている飯館村の現在の放射線量に匹敵する数値です。

(*福島第一原発事故が起きる以前の東京の放射線量は毎時0.05マイクロシーベルトです)

 小出裕章氏曰く、「管理区域にして管理するための手続きも必要なはず」と仰っています。施設の作業員の被曝環境もとても心配だと仰っていました。

 更に心配なことは、この汚泥がセメントとして再利用されることです。既に「基準値」を超えたセシウムを含む汚泥が混ざったセメントが15万トン以上出回っているそうです。

 そのセメントを使った建物や道路からは、長い年月放射線が放出されることになります。

 日本は既に、いつ・何処から「汚染」の影響を受けるかわからない状況になっています。

 小出先生は「これからは今までと違う世界に生きるしかないと思っていただくしかない」と仰っていました。

 風向き・降雨による「ホットスポット」だけではなく、「人為的」なホットスポットの出現は止めなければいけません。

 今日、もう一つニュースがありました:
 筑波大学による土壌調査で千葉県、茨城県の一部から4万ベクレル/㎡のセシウム137(放射線管理区域と同等のレベル)が検出されました。国や自治体は調査をしているのでしょうか?(公表していないだけでしょうか?)
 
 子供たちが泥だらけになって遊ぶ公園などでそのような土壌汚染があれば大変なことです(あってはならないこと)。適切な対策を取るためにも、ちゃんとした情報が必要です。

1日も早く正確な情報が公開されることを願います。
[PR]
by kanzenhakkou | 2011-06-15 02:49
<< 「デモ」と「SAYONARA ... 大切な日本の国土とその汚染 >>