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毎日、完全醗酵(して生きたい日記)

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「根ノ国」

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 10月31日。大学の「収穫祭」に行ってきました。紅葉した落ち葉で文字が作られています。気合いが入っています!

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 先月、知人の紹介で観に行った、岩手県の山間地のある村を取り上げたドキュメンタリー映画「こつなぎー山を巡る百年物語」のプロデューサーの菊地文代さんと一緒です。菊地さんは、大学の近くにお住まいとのことで、光栄なことに、この日は収穫祭をご案内させて頂くことになりました。
 大学敷地内のメタセコイアの木の下で記念撮影。「ハウルの動く城」の登場人物のソフィーを思い出してしまうのは僕だけでしょうか? 聡明で、チャーミングでとても素敵な方です!

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 醸造科の研究室が作って出店している「酒饅頭」を買って、二人でメタセコイアの下で食べました。

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 写真は、「カボチャ餡」の酒饅頭です。この研究室は甘酒(黄麹と黒麹の2種類)も出店していて、僕が毎年「収穫祭」で一番楽しみにしているブースです。

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 収穫祭散策の後、菊地さんのお家で、1981年に菊地さんが手掛けられた「根ノ国」というドキュメンタリー映画を鑑賞させて頂きました。土の中に住む虫たち、微生物などの無数の生き物たちの営み、その生き物たちの繰り返される生と死が土を肥やし、それを植物の根が吸収していく模様が、目に見える大きさに拡大されて観ることが出来ます。ミミズの糞という、私たちから見て極微小な世界の中にも、無数の生命体が生きている「宇宙」があるのだと、改めて実感しました。

 30年前とは思えない、美しい映像で、まるで「風の谷のナウシカ」の世界を見ているようでした。(基準が全てジブリ映画でごめんなさい。笑)
 この数えきれない種類の微生物たちの均衡が崩れると、病原菌が猛威を振るって作物は病気になります。そのバランスが無視されて、やみくもに殺菌剤などが撒かれると、土の生物は死に絶え、バランスは壊され、また更に薬剤を撒く必要があるという、とても難しい現実も静かに語られています。

菊地さんニュースをもう一つ。
菊地さんの最新のドキュメンタリー映画「こつなぎー山を巡る百年物語」は、今年の10月に、平成22年度ー文化庁映画賞優秀賞を受賞しました。
 



 日本で、山の自然を巡って、100年近く闘争や裁判が続いていたという事実を初めて知りショックを受けました。「自然は誰の物なのか?」に対する答えを、法律で決めることが出来るのか?という疑問が胸の中に残りました・・・

菊地さん、素晴らしい映画を観せて頂きどうもありがとうございました。
 
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by kanzenhakkou | 2010-11-14 23:36
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