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毎日、完全醗酵(して生きたい日記)

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「裸形のデザイン」展に行く

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 先日、有楽町ATELIER MUJIで開催された「裸形のデザイン」展に行ってきました。

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 壁一面に並ぶ、美しいヤカンや急須などの生活道具。まん丸の急須が魅力的です。

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 アルミのカトラリー、柄杓。おしゃもじ、湯たんぽ、多種多様・・・。

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 (確か)戦後すぐに作られた、アルミの天板に木の足がついたちゃぶ台。しかも折りたたみ式!あの時代に、こんなモダンなデザインの物があったなんて・・・。
 
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 木の取手が素敵な急須。

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 澄さんによって、無駄な塗装や装飾が剥がされた、戦時中に作られたボンボン時計。本来、丈夫な真鍮で作られていた部品が、戦争中に軍に提供しなければならなかったため、多くのパーツがひっそりとアルミで作られていたそうです。
 木とアルミ、白い瀬戸物の組み合わせが絶妙な美しさです。

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 戦時中に、婦人部隊に使われていたという腕時計カバー。

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 大西さんの著書「裸形のデザイン」にも登場する「メモリーバンド」。放熱効果の高いアルミ板のベルトを額に付けることで「頭部からエンジンのラジエーターのように熱を放出して脳を活性化する道具」。その効果は果たして・・・!?

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 大西さんによって考案された、MUJIの傘を改造して作られたステッキ。足下を照らすライト付きの物から、前を歩く邪魔な若者をどかすためのクラクション付きのステッキまで(写真右)。

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 本当に音が出ます。大西さんの遊び心いっぱいのアイデアに感服してしまいました。

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 以前、CLASKAで行われた「裸形のデザイン」展でもお目にかかりましたが、今回のステッキは更に進化していて、棒の外側部分は水を撒く透明ホースでカバーされていて、電車で席を立たない若者の足を叩いた時にケガをさせない配慮が成されています。大西さん曰く「ケガをさせずに若者を育てる」ためだそうです。(笑)

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 とても欲しくなってしまった古いライト(勉強机で使いたい!)。これも澄さんが塗装などを剥がしたもの。
大西さんと澄さんのコラボによって、はだかになった古いはずの暮らしの道具が、ユーモラスで現代的なアートに見えます!
でもあくまでも生活道具なんですね。かっこよすぎです。
皆さん、是非観に行ってみてください。私は目と心がとても幸せになりました。
素敵な展覧会、どうもありがとうございました。
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by kanzenhakkou | 2010-09-11 23:38 | 古いもの | Comments(4)
Commented by kainotakumi at 2010-09-12 13:15
いいなぁ。無機質と有機質のものが極限まで削ぎ落とされて組み合わされる人の手に触れるカーブを残したあたたかなデザイン。
時間が取れなくて出かけられないけれど本を購入してみようと思います。紹介してくださってありがとうございます。
Commented by kanzenhakkou at 2010-09-13 00:00
kainotakumiさん
本当に、無駄がなく手になじむカーブがたまりません。
本「裸形のデザイン」は、道具の写真が美しいだけでなく、大西さんの解説文章は道具の文化的・歴史的背景がわかるだけでなく、思わず声を出して笑ってしまうコメントが散りばめられています。是非、お楽しみください!
Commented by やまもとようこ at 2010-09-15 09:24 x
素敵ですね! 勇人さんの解説もgoodです。いってみなくちゃ。
Commented by kanzenhakkou at 2010-09-15 21:54
やまもとようこさん
是非、観に行ってみてください!見ていてとても楽しくなります。解説を誉めて頂いてありがとうございます(お恥ずかしいです。笑)
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